売電してるのは誰?
もともと太陽光発電設備を運営してる人って、売電収入が目的なんですよね。
話題のメガソーラーなんかはまさにそうだと思います。
でも個人の住宅についている太陽光発電でも、売電ができるみたいです。
たしかにAiSEG2の画面をみても、日中は
「売電中です・・・」
というメッセージが表示されていることがあります。
つまり、太陽光発電で余った電気を電力会社に売っているということですね。
ん、でもちょっとまってくださいよ。
その売電した代金は誰がもらってるんですか。
少なくとも自分はもらってないです。
もしかしたら前のオーナーさんが今でも受け取っている?
しかし、前回蓄電池が止まっていた理由は電気契約が切れて停電していたからでした。
つまり、前のオーナーさんはこの家に関する電力会社との契約は無いはず。
それでも売電は可能なんでしょうか。
私は仕組みを知りたい
このようにいろいろ疑問だらけなのは、私が太陽光発電や電気についてあまりにも知らなすぎるからだと思います。
太陽光発電や電気に関して、きちんと基礎から理解する必要がありそうです。
そもそも売電とか買電ってどういう仕組みなのでしょうか。
仕組みを調べるために、「太陽光発電 売電 仕組み」などで検索しました。
すると出てくる出てくる、太陽光発電業者の宣伝サイト。
仕組みについて教えます、などといいつつ、すぐに自社のサービスや製品販売の方向にもっていこうとしますね。
長々と、無駄な宣伝記事ばかり読まされて、私の知りたい情報が出てきません。
なんだか最近のWebサイトは、あちこち広告だらけだったり、すぐにPoP UP広告が出てきたり、記事を全部読むにはユーザー登録が必要だったりと、とても面倒になりましたね。
そのようなサイトは、結局読むのがめんどくさくなって、逆に読者から敬遠されると思うのですがどうなんでしょう。
Youtubeで学んだこと
広告ばかりのWebサイトでは知りたいことを見つけるのが大変なので、Youtubeを見てみることにしました。
すると、まじめに太陽光発電の技術的な仕組みを解説しているチャンネルがいくつかあり、それを見て勉強しました。
そして自分なりにある程度は理解できた気がします。
もし自分の理解が間違っていたら申し訳ないです。
理解した内容を以下にまとめてみます。
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電気というのは、電圧の高い方から低い方に流れる。
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通常の家庭は電力会社の電気しか使えないので、電気の流れも当然電圧の高い(102~3V) 電力会社から分電盤を通って家庭の電気機器に流れることになる。
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そこで今度は太陽光発電をつけたとする。太陽光発電はパワーコンディショナーという機器につながっており、パワーコンディショナーは電力会社の電圧より高い105Vぐらいで電気を流す。
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そうするとそれぞれが分電盤まで来た時に、102~3Vの電力会社の電気より、105Vの太陽光発電の電気の方が電圧が高いため、そちらが優先されることになる。
- さらに、太陽光発電の電気を家庭内で消費しきれない場合、余った太陽光発電の105Vの電気は電圧の低い電力会社の方に逆に流れる。これを逆潮流という。
- この逆潮流がつまり、売電である。
つまり売電とか買電というのは、なにか機械や人が電気の流れを操作して変えているわけではなく、電圧が高い方から低い方に流れるという電気の性質そのものを利用して、流れが自動で切り替わるようになっているというわけなのですか。
すごい。ちょっと感動しました。
売電中ではなく贈電中でした
つまり、AiSEG2で「売電中です」と言っているのは、電気を売って代金を受け取っているということではなく、電圧の関係にしたがって単に電気の流れが電力会社側に流れていますよ、ということを意味していたのではないでしょうか。
ということは、売電中といいつつも電気の代金は誰も受け取らず、ただで電力会社に電気を贈りつづけていることになります。
もしそうなら前のオーナーさんも私も、ものすごくもったいなことをしているということですね。
これは早急に売電の契約なり、手続きをしなければなりませんが、どうすればいいのでしょうか。
まだまだ、わからないことだらけです。